こんにちは!皆さん、春してますか?
今年の冬は例年以上に寒かったけれど、、春めいてくると寒の戻りもあまりないまま気温がグングン上昇⤴⤴⤴
桜前線も東京を皮切りに開花して、日本列島を一気に駆け抜けて行きましたね🌸🌸
花粉の飛散も相当凄くて、花粉症の私はズタボロでしたけどね。。黄砂まで来た日にはもう、、(;´Д`A “`
それでも春のぽかぽか陽気だったり、新年度特有の街中がどこか浮足立ったようなソワソワした感じ、結構好きだったりします。
ゴールデンウィークまではこんな感じで春を楽しんでいけるかな。
さて、今回はそんな春に彩りを添えるカラフルな商品をご紹介します。
香りや質感など、五感に刺激を与える要素って日々の生活のなかでとても重要だったりしますし、部屋のフレグランスだったり寝具の素材感だったり、ピンポイントで拘りを持つ方も多いですよね。
色味も同様に視覚を通して色んな刺激を送ってくれて、それに応じて様々な影響を与えてくれます。
アースカラーの落ち着いた色合いだったり、ダークカラーの生み出す重厚感だったり、メタリック系の煌びやかな高揚感だったり。
そんな中で、春らしい中間色のパステルカラーや、イエロー、オレンジ、グリーンなどのビタミンカラーをミックスした配色は、いわゆるポップカラーと呼ばれ元気や楽しさといった影響を与えてくれます(^^♪
ブレットジャパンでは定番商品の中にもポップなカラーバリエーションのものがあるので、まずはそちらから。
ひとつ目は古材カテゴリーから、その名もトロピカルバーンボード。
トロピカルバーンボードは世界3大銘木のひとつといわれるチークの無垢材にカラー塗装を施し、建物の壁面などに使用されていた古材です。
カリブ海周辺など南国らしいカラフルな塗装が強い日差しに曝されて、ビンテージ感のある独特の風合いになっています。
ふたつ目はフェイクビンテージウッドのカテゴリーから、ホワイトベースカラー。
こちらは粗目に製材されたパイン材に、ミルクカゼインと土や草木といった自然素材由来の顔料から作ったバターミルクペイントで塗装した、古材風仕上げ材です。
ご注文を受けてから製作する商品なので、豊富なカラーラインナップから選んで頂けます。
それぞれ、詳しいご紹介はまたの機会に譲ることにして、ここからは完全オーダー製作の商品をご紹介していきます。
ブレットジャパンでは上記のようなレギュラー商品の他に、お客様からのご相談に応じてイチからサンプルを作成し、製品の仕様を決めていく形でのご対応も可能です。
今回はそんな一例を。
まずはお客様が描くイメージをお伝えいただく事から始めていきます。
ご来店を頂いてブレットジャパンのショールームの展示品や過去の製作事例の実物を見ながら、素材の質感や色味などのニュアンスを擦り合わせていくのがベストですが、遠方の客様の場合はなかなかご来店も叶いません。
そんな時は、イメージパースだったり参考画像などをメールに添付する形でご相談頂ければ、それを元にお話を進めていく事も可能です。
下の画像はご依頼を元にサンプルの製作を進める光景。
写っているバターミルクペイントは水性塗料で色の掛け合わせなどの調色がし易い一方で、もともとの塗料自体が自然由来の原料ということもあって色味のブレがあるのが現状です。
この為、カラーチャートの中の厳密にこの番号の色で、といった色味の指定は難しい現実があります(;´Д`A “`
ただ、職人がニュアンスに応じた調色をしますので、「真っ白ではなくオフホワイトで」とか「オフホワイトより少し黄味がかったアイボリーで」といったご希望には可能な限り対応しますので、ご相談くださいね。
制作したサンプルをお届けしてお手元で見て頂きながら、修正や最終決定へとお話を進めていきます。
「所々塗料が擦れたようなオフホワイト塗装でいきましょう」といった具合に選ぶ色味が1,2色程度ならお話もまとまりやすいのですが、今回の実例でご紹介するようなカラーアソートの場合はお客様も迷いがちに。。
そんな時は「ブラウン系をメインカラーにしてあとは差し色をお任せで」とか「パステル系のアソートで」といった具合にニュアンスでお伝え頂ければ、こちらでバランスを考えながらご用意します。
ある程度お任せいただいた方が、自分が持ち合わせていなかった発想のアソートになって面白かったりしますよ( *´艸`)
それではここからは、最近実際に製作したカラーアソート商品を見ていきましょう。
フェイクビンテージウッドは、基本的に新材(二次使用など経年変化していない、製材したままの木材)を使うので、塗装以外にテクスチャーの加工も施していきます。
この作業は数十年から百年を超えたビンテージウッドなどの古材を、日ごろから見て触れているブレットジャパンスタッフだからこそ再現できる、古材特有の経年変化の風合いです。
一枚ごとに違った風合いを付けられるのは、手作業ならでは。
下の画像はテクスチャー加工前と加工後の比較画像です。一見するとそれほど大きな違いは無いようにも見えますが、、結構重要な工程です。
最終的にどんな表情に仕上がるのか、、お楽しみに(^_-)-☆
テクスチャー加工の次は塗装の工程に。まずはベース塗装。
上にも書いているように、カラフルな仕上がりを目指すのでバターミルクペイントなどの色調整のしやすい塗料を最終的に使うのですが、それを映えさせる意味でもベース塗装は重要です。
今回は材が持つ木目などの表情を消さないように、ブラウン系の軽めの塗装で風合いを纏わせていきます。
下の真ん中の画像の板は、テクスチャーにベース塗装を施したものですが、この時点でめちゃくちゃ良い風合いになってますよね!(^^)!
更にここで例えばベース色を同じブラウン系でも2色の塗り分けをすると、、「テクスチャーの違い」×「色味2種類」でバリエーションを倍にする事が出来ます。
もちろんこれは個体差を打ち出していきたい場合のテクニックのひとつなので、ある程度同調した風合いで纏めたい場合は塗装色かテクスチャーの種類(あるいはその両方)を絞ればオッケーです。
それでも木材の場合は、木目が1枚ごとに異なるように塗料の乗り方も個体差が多少は出るので、纏まりながらも多少の変化の振り幅は確保出来ます。
ベース色がしっかりと乾いたら、次はいよいよトップ塗装。
べた塗りで仕上げるのであれば簡単な作業工程ですが、ブレットジャパンで手掛けるものは経年変化を遂げたようなビンテージ感のある風合い。
特にこのトップ塗装の色や塗り方の加減が、仕上がりに大きな影響を与えるので、職人的なセンスが問われるところです。
バターミルクペイントを中心に塗っていきますが、、色味の微調整や複数の塗装方法を取り入れる事で、個体差を付けていきます。
敢えて擦れたような塗り方をしてみたり部分的に塗装が剥がれたように見せるテクニックも、長年の経験値から(^_-)-☆
トップ塗装がしっかりと乾燥したら、最後は仕上げの処理工程。
トップ塗装を終えた段階では、色味が塗りたての所謂新品の状態です。これでも悪くは無いですが、塗装具合の確認がてらキズやステインを付けていきます。
下の画像は2枚ずつそれぞれ左側が仕上前で右側が仕上後の状態。ちょっとした違いですが、使い込まれ経年変化したような風合いを纏ってカッコ良くなりました。
この他にも幾つかのテクニックをランダムに使うことで、古材のような個体差を生むことが出来ます。
折角なので、仕上げ後のものを幾つか掲載していきます。最初の2枚はリアルな古材のトロピカルバーンボードで、この感じの風合いを目指して加工しています。
続いて今回仕上げたフェイクビンテージウッドのもの。
下の4枚の画像はいずれもフェイクビンテージウッド。古材風に仕上げた新材製品になります。
どうですか?パステルカラーのポップな色合いに古材らしいくすんだ感じや剥がれが入って、限りなく古材に近い仕上がりになってますよね( *´艸`)
あとはどんな配置で貼り合わせていくか。その辺りはセンスの見せ所なので、悩みながら「ああしたい、こうしたい」と仮配置してみるのも楽しいですよ。
上の画像ではカラフルさ優先で並べていますが、例えばこのうち7割をブラウン系にして、カラーは差し色的に配置するともう少し落ち着いた雰囲気になりますし、ブルー系を5割、ブラウン系3割で残りをランダムアソートにしても、爽やかなビーチハウスみたいになってオシャレに仕上がりますよ。
勿論、全部ピンクのこの色で!っていうご要望にもお応えしますので、お気軽にご相談ください。
今回ご紹介したように、ブレットジャパンでは定番商品以外にもご要望に応じてオリジナル商品の製作もお受けしています。
自宅のリフォームやお店の改装でこんな板材が欲しい!って方は是非ご相談ください。
大阪・池田のショールームでは、実際に見て触れてイメージを膨らませながらご相談頂けます。
来店ご予約はお電話にて!⇒☎072-754-4160
遠方でご来店が難しい方は、Webサイトにショールームの画像を多数掲載していますので、雰囲気だけでもお楽しみください!
現在ブレットジャパンでは、毎週月曜19時にYouTubeにて最新動画を配信しています。