古材の魅力とは?古材を使って壁をリフォームするメリットについて解説!

近年ノスタルジーな雰囲気が漂う、古民家をリノベーションした飲食店なども流行しています。また、古民家などで使用されている古材も今注目されているのです。個人の方も、自分の住まいに古材を活用した家づくりを検討される方も増えました。ここでは古材の魅力について、そして古材を使って壁をリフォームするメリットについて、徹底的に解説していきます。

古材の魅力について

その名の通り、古材とは古い木材のことを指します。日本でいう古材とは、第二次世界大戦以前に建築された建物に使われた木材を、古材と認識しているのです。

第二次世界大戦前は木材が豊富であったため、一般の民家における建造物の資源としても、高品質の木材が使われていました。

古材を部材にした建物は質が高い

その時代に使われた木材は、その地の木材が使われていました。その木材は時間をかけて、ゆっくりと自然乾燥されていったのです。そのため古材は、高いクオリティをもつ木材とされています。それが古材の大きな魅力です。

古材は短時間で強制乾燥された木材と違い、時間をかけてゆっくりと自然乾燥する中で、強度を増した強い部材とされています。

戦後は輸入古材も普及

戦後となる1945年以降の日本では、海外からの輸入品の木材が広く普及しました。ゆえに建築物の部材にも、外国産の木材を使用するケースが非常に増えたのです。

ただそのころの建築物は、クオリティが低下したといわれています。それは、海外からの部材がだめだったわけではなく、そのころ外国からの輸入品はコストが低い分、クオリティも下がることにありました。

古材を使って壁をリフォームするメリット

近年古材の魅力が広く知られるようになると、古民家などで使われていた古材を部材にした住まいが増えていきました。ここでは、壁などに古材を使用するメリットについて解説します。

経年と共に強さが出る

古材は時間をかけて、自然乾燥された木材です。時間をかけて乾燥していく中で、強度を増していきます。それに対して現代の木材は、短時間に高温で強制的に乾燥させたものです。

強制的に乾燥させるがゆえに、木材の魅力である艶や調温効果はなくなってしまいます。一方、古材は自然にしっかりと乾燥された部材であるため、強度が高くなっているのです。住まいの壁などに使うと、建築物自体の強度も高まります。

経年と共に風合いが出る

古材は強度だけではなく、長い年月をかけて深い風合いを醸し出す点も魅力となります。住まいの壁に使うと、それだけで建築物に芸術性を付加できるのです。

たとえば、新しい木材はキズがつくと、それはダメージとなってしまいます。しかし古材の場合は、キズがついてもそのときの歴史として、価値のある存在に見なされるのです。古材を使った壁にキズがついても、そのときの歴史的な価値のキズとして刻まれいくでしょう。

環境や人にも優しい素材

自然素材の古材を壁などの住まいの部材に使うことで、シックハウス症候群やアレルギーをもっている方にも大きなメリットがあります。天然素材なので健康面についても、安心して選べる素材です。

健康面ばかりではなく、古材はある意味でリサイクルして使っている部材です。森林から新しい木を伐採しない点においては、地球の環境保護に配慮した環境に優しい部材となります。そのため、古材は未来へ続く、持続可能な素材だと考えられているのです。

古材の壁に使ったお手入れ方法

古材を壁に使った住まいのお掃除について、注意点とお掃除の方法をご紹介します。古材を使ってお住まいを構えた方や、今ご検討中の方はご確認ください。

水洗いでOK

古材を使った住宅の掃除は、まずはかたく絞った雑巾で水拭きするのが基本です。

  • 汚れ
  • コケやカビの付着
  • 泥など

上記の汚れは水拭きで落とせます。そのままにしておくと古材は傷んでしまうので、気が付いたら水拭きで汚れを落としてオイルなどで栄養分を補うようにしましょう。

水拭きで落ちない場合は、中性洗剤を使って落とします。アルカリ性もしくは酸性の洗剤を使うと、古材が変色してしまう場合もあるため、中性洗剤以外は使用しないようにしてください。

虫対策をする

古材の傷む原因に、小さな虫が古材の中にいるケースもあります。大きな虫は水をかけて払い除けると退治できるものの、小さな虫だとそうはいきません。

小さな虫が発生した場合は、虫対策として専用の殺虫剤をかけましょう。壁の場合は、熱い湯を霧吹きで吹きかけて掃除しましょう。ぬるいお湯だと、かえって虫に居心地のよい場所を提供してしまうことになるので、ご注意ください。

定期的なメンテナンスを行う

経年することで、特有の味わいや深い風合いが出てくるのが古材です。長年の間に木材の色が褪せて、残したくない細かなキズもつきます。

定期的にメンテナンスを行ってあげることで、その古材の持ち味である風合いを蘇らせられるのです。たとえばオイル塗装をしてあるものなら、年に1~2回程度の割合で、オイルやワックスをかけるメンテナンスも行いましょう。

気になるキズは、目の細かなサンドペーパーで表面を擦る手段もあります。この場合、削った後はしっかりふいて乾かしましょう。

まとめ

近年、古材を再利用した住宅を設計に取り入れる方が増えました。古材は質がよく、丈夫な部材です。時がたつほどに味わい深い風合いが出てくるのも魅力です。健康にも地球にもよい素材である古材を、あなたのお住まいにも活用してみませんか。

大阪府池田市に店舗を構える「株式会社ブレットジャパン」は、ビンテージウッド(アメリカ古材)の直輸入をしております。フェイクビンテージ(古材風仕上材)の製造をメインに、店舗・住宅などの素材として提案をしています。

アメリカン古材は、時を経て語り継がれる新たな伝説です。使い込まれるほどに輝きを増す力強さを見せてくれます。価値ある古いモノを、新たなステージへという考えのもと「都会の中の異空間」「モダンとの融合」をテーマにしているのです。そういった非日常的な空間をつくりあげ、お客様をおもてなしています。

当店は完全予約制をとっています。ゆっくりと客様のニーズに寄り添った提案が可能です。古材壁などについてご相談があれば、ぜひともお気軽にお問い合わせください。

    
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