古いという贅沢を!古材を使った新しいフローリングとは?詳しく解説

古くなっても使い続けたり、その一部を別のものに転用したりするのは味がありつつ、現代のリサイクルやリユースにも合致する大変素晴らしいものでしょう。しかし一般的に、中古品には古くてもいいから安いものが欲しいという後ろ向きの心理もあるのです。一方、古い方がいいと言われるものも存在しており、ここではその一つ「古材」とそのおすすめの利用方法をご紹介します。

古材とは

古材の読み方は、「こざい」です。法的な定義はないのですが、一般社団法人民家再生協会東京では「築50年以上経った伝統構法並びに在来工法の建物に用いられた国産木材」と定義しています。これを聞くと、一定以上の古い材木と思われるかもしれませんが少し違うのです。

戦前の日本では、地産地消のように国内で取れる良質な木材が使用されてきました。しかし戦後は、外国産の安い木材が大量に使われるようになったのです。

良質な木材とは、たとえば「長い年月をかけて自然乾燥したものを言い、機械等を用いて強制乾燥させたものではない」などの定義が挙げられます。このように、単純に古い木材と新しい木材との括りではないことを覚えておきましょう。

部屋の模様替えにフローリング替えをおすすめする理由

部屋の雰囲気を変えたいと考えたとき、壁紙を張り替えることは少ないかもしれませんが、絨毯を替えることはめずらしくないでしょう。専門知識や加工が不要ですから、壁紙に比べて難易度が低いからかもしれません。家具の配置替えや買い替えもおすすめですが、家具の種類や配置は機能的な意味合いが強く、これに失敗すると不便さが生じることもあるので緻密な計画が必要です。

それに比べてフローリングはどうでしょうか。絨毯よりは難易度が高くなりますが、家具を替えなければ部屋の機能には影響がなく、部屋の印象を大きく変えることが可能です。ここでは、古くて味があるだけでない古材のメリットをご紹介します。

強度がある

古い材木は弱い、脆いなどのイメージがあるかもしれませんが、むしろ逆です。長い年月をかけて自然乾燥された古材は、強度が増します。大量生産のために強制乾燥された一般的な木材は、加工しやすく割れが少ない特徴を持ちますが、弾力性を失うなどの弱点もあるのです。古材は、機能面でも劣るものではありません。

古いもの=劣っているが安いもの、妥協して買うものとのイメージは古材においては当てはまりません。むしろ、高級木材の一種と言えます。

既製品にはない深みがある

一般的な木材は、機械的でない模様や色艶を作ることが可能です。しかし、やはり古材の自然界で長年かけて形成されたものには深さがあり、場合によってはノミで加工した跡など、人の歴史が詰まっているものもあります。これらを複数枚並べて作られる家具やフローリングは圧巻の迫力です。

環境にやさしい

環境保護が叫ばれる昨今、古材の使用はリサイクルに他ならず、自然への配慮となります。

ポップで可愛い古材もあります

古材と聞くと渋い、味があるイメージかもしれませんが、それだけではありません。イエロー・ブルー・レッドなどを重ね塗りして、ポップに仕上げた可愛い古材もあります。古材の味を残して仕上げる加工は、熟練の技です。

基本的に同じものがない

絨毯やフローリングマットを替えてもまったく同じ商品が存在するのですから、もしかすると「ウチと同じだね」と言われることもあるでしょう。しかし古材においては心配無用です。似たような古材は存在しますが、まったく同じ古材は存在しません。見た目はもちろん、同じ歴史を持つ古材も存在しないのです。気に入った古材を使用するだけで、自分だけのアイテムができあがるでしょう。

古材のデメリットと解消方法

古材において、古いことはデメリットでないとおわかりいただけたでしょう。しかし、古材にもデメリットはあるのです。次は古材のデメリットを紹介しつつ、「株式会社ブレットジャパン」がこれらにどのように向き合っているかご紹介します。

同じものが揃わない

古材は解体現場で発生したり、何かしらの理由で廃棄されたりしたもので、安定供給されているものではありません。たとえば、まったく同じ模様で統一したいと考えると難しいでしょう。しかし同じものがないのですから、自分好みの古材を選ぶだけで、世界にただ一つのフローリングが完成します。各種加工で微調整も可能です。「株式会社ブレットジャパン」は300坪を超えるストック倉庫を持ち、お客様の要望に応えられる自信があります。

比較的高価

古材は大量生産される一般的な木材と異なり、選別して洗浄し、場合によっては釘を抜くなどの手間がかかるため、高価になりがちです。「株式会社ブレットジャパン」では、長年かけて築いた独自ルートと企業努力によって可能なかぎりお手頃価格でご提供しています。

お店にも技が必要

大量生産される木材と異なり、古材はそれぞれに合った加工も必要です。また、それぞれに合った活かし方も問われます。つまり、販売店には商品知識だけでなく、経験と技が必要です。「株式会社ブレットジャパン」では、熟練のスタッフが圧倒的な商品知識と技術でお客様のご要望に応えます。これらの知識や加工風景はYouTubeで公開しておりますので、まずはご覧になってみてください。

まとめ

古き良きとは言いますが、古材は機能面でも勝っているものです。何事においても個性を出すのは大変なことですが、古材でしたら手軽に達成できます。個性だけでなく、機能面でも優れているのは先に述べた通りです。ぜひ「株式会社ブレットジャパン」で自分だけのフローリングを見つけてみてください。古材を利用したフローリングに合った家具や、豊富な知識と経験もご提供いたします。

    
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