古材天板を活用するメリットとは?古材ならではの選び方のポイントを紹介

最近、店舗や住宅のリノベーションを行う際に古材を用いるケースが増えています。古材は内装にとどまらず、「古材天板」としてダイニングテーブルやカウンターなどの備品にも活用され、サスティナブルなアイテムとして注目されているのです。そのような古材天板を活用することで、多くのメリットを得られるでしょう。

そこで今回の記事では、古材天板を活用するとどのようなメリットがあるのか、古材ならではの選び方のポイントについて紹介します。

古材天板を活用するメリット

ただ古い木材ではない古材を、テーブルやカウンターなどに用いるように加工した古材天板があります。ここでは、あえて古材天板を活用するメリットを紹介していきますので、確認してみてください。

世界に一つだけのテーブルがつくれる

古材が持つ深みのあるキズや汚れ、風合いなどは1年やそこらで生まれるものではありません。新しい木材だとキズや汚れが欠点になりますが、古材なら最初からダメージが魅力としてあるため、使い心地も快適です。

そのため、古材それぞれの持つオリジナリティが価値を高め、歴史のあるダメージが模様のように演出してくれます。古材の織りなすテイストや空気感は、長い年月をかけた古材だからこそ漂わせられるでしょう。そのため古材天板を活用するならば、経年劣化による味わい深い素材感が魅力の、世界に一つだけのテーブルがつくれます。

新しい木材よりも丈夫で長持ちする

古材とは、築50年以上経過している民家や納屋などの建物から取り出された木材を言います。現代のように強制的に乾燥させる木材とは異なり、自然の中で長い年月をかけて乾燥させているため、とても丈夫な木材です。そのような古材を天板として使用したテーブルは、アンティーク調を漂わせながら長く使い続けることで、さらに強度を増していきます。

そうすることで、長く家具を使い続けることが可能になり、物を大切にすることにつながるのです。

古材の選び方のポイント

人気が高まっている古材ですが、民家などで長年使われていたため、一枚たりともまったく同じ見た目のものがあるとは言えません。そのため、それぞれの古材の持つ独特な風合いが魅力となることから、新しい木材よりも価値が高いのです。ここでは、そのような古材を用いた古材天板の選び方のポイントを紹介します。

扱う材の歴史を知る

昔の日本は非効率と言われるほど、長い時間をかけて自然乾燥をさせていたため、丈夫で長持ちする高品質な木材を使用していたと言われています。しかし、品質が高くクオリティの高い民家を建てられても、徐々に効率化を求める波によってその手法は使われなくなったのです。そうして建築ラッシュになると、効率化とコスト削減をするため、質よりも外国産の安い木材を輸入して使われるようになります。

建築が多くなればなるほど森林伐採に拍車がかかり、そこで環境問題に配慮した「古材」が注目されるようになったのです。古材を活用すれば新しく木を伐採する必要もなく、環境へ配慮することが可能になります。どの木材を使うのか、どういう過去や歴史を刻んできたのか、木材が持つストーリーを知ることで、これからバトンを受けとり、どう扱っていくべきかが見えてくるでしょう。

古材には歴史があり、それを知りながら再利用していくことは、未来への投資にもつながります。

多くの種類の古材を見比べる

新しい木材に比べて価値があるため、骨とう品などと同じように、古くても値段が高くつくケースもあります。古いからといってリサイクル品のように決して安いものではなく、むしろより高い価値を生み出すのが古材の魅力です。古材は活用していくことで価値が生まれるため、店舗内装や備品などに用いることで、さらなる価値が見出せます。

多くの種類がある古材だからこそ、選ぶ際はできるだけたくさんの古材を見比べると良いでしょう。使い手によって受けとる価値が異なるため、理想とする素材感や見た目を確かめながら選ぶ必要があるからです。たとえ同じ材質だとしても古材には同じものが存在しないため、見比べることで差を感じることができ、最適な天板を見つけられるでしょう。

とことんこだわって納得の一枚を探す

古材天板だからといって、安価で手頃な価格帯のものばかりではありません。古材をリユースするから安いのではなく、逆に新しい木材にはない希少価値や付加価値が含まれるため、高価になることもあります。そのため、古材天板をテーブルなどに活用するならば、とことんこだわって納得できる一枚を探すことが大切です。

海外では古材の人気が昔からあることで、マーケットも確立されています。最近、日本でも人気を背景に古材の価値が認められ、古材を専門に取り扱うお店もあるほどです。そのような中、妥協せずに理想の一枚を見つけることで、今よりもさらなる価値をつけていけるでしょう。

まとめ

古材天板のあしらったテーブルやカウンターは、深い味わいのある素材感を漂わせる、魅力ある家具になります。それは使われる古材が持つ歴史や経験によって織りなされる雰囲気によって引き出され、長い月日を経て今もなお魅力を放っているからです。どのような古材を選ぶかによってもたらされる魅力は異なるため、古材選びは、フィーリングが合うかもカギになるでしょう。

古材を販売しているお店は多くなり、インターネットでも購入できますが、実際に「触れて」「見て」「感じる」ことが、理想とする古材天板の出会いにつながるのです。ぜひ古材の魅力を理解した上で、納得の一枚を手に入れてみてください。

「株式会社ブレットジャパン」は、豊富な種類の古材から、お客様が求めるオンリーワンを提供する古材販売店です。100年前の高品質な古材を北米から直輸入しており、時を経ても輝きが増す古材をお客様の元へお届けいたします。古材を用いた特注家具・什器なども、ニーズにお応えしながら承っておりますので、古材のことなら当社にぜひお任せください。

    
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