エイジングとは?最適な木材や塗装する手段を解説

 

新品でピカピカした木材でもエイジング塗装を行えば、あっという間に使い古したようなヴィンテージ感を演出できます。家具にすればおしゃれなカフェや美容室はもちろん、インテリアとしてもワンポイントになる優秀アイテムです。そんなエイジングですが、最適な木材、テクスチャーや塗装方法を紹介します。新品の木材を自分好みにアレンジしたいという方はぜひ参考にしてみてください。

そもそもエイジング塗装とは?

簡単にいうとエイジング塗装とは、木材や家具の表面に色を重ねたり、わざと錆や剥がれた部分を作ったりすることによってアンティーク調に見せたり、ヴィンテージ風にデザインすることを言います。主におしゃれな内装を好んだり、DIYを好きだったりする女性の中で現在大きな注目を集めています。

エイジング塗装を行う際は基本的に材料を限定することはありませんが、中でも木材が扱いやすく、初心者でも比較的簡単に加工を施すことができます。さらに、木目調のデザインとアンティークな雰囲気が合わさってインテリアともマッチしやすいでしょう。

シーン別!エイジングに最適な木材とは?

ではここからは古材や木材を中心に、エイジング塗装に最適な素材を紹介していきます。

ソフトウッド

木材は基本的にハードウッド(広葉樹)かソフトウッド(針葉樹)に分類されますが、エイジングに適しているのはソフトウッド(針葉樹)かと思います。ハードウッドはその名前の通り硬く丈夫で耐久性に優れています。日本に馴染みがある種類でいいますと、ナラや栗、欅がそれにあたります。外国産であるとオークやチーク、アイアンウッドやセランガンバツが定番の木材です。これらは非常に硬くエイジング塗装なら問題ないですが、ビンテージ加工ようなテクスチャーをつけるのは大変です。

屋外で使いたいなら

ウッドデッキや庭での装飾に使いたい場合は、先ほど解説したハードウッドがおすすめです。ハードウッドはひび割れがしづらく、紫外線や湿気にも強いというメリットがあります。また、触り心地も良いため、塗装も比較的簡単に行うことができます。

ただ、ハードウッドの古材は通常の木材よりも価格が高く、反りやねじれがあると初心者では加工が難しいというデメリットもあります。購入する際には、加工から裁断まで業者に依頼するのが良いでしょう。

その他にスチームドライウッドがあります。針葉樹に20度近い熱を加えて樹液のみでブラウン系になった木材で含水率は10%以下になり耐久性にも優れた素材です。古くから北欧などで木の耐久性を増すために使われている技法です。

屋内で使いたいなら

屋内で使う家具などのエイジングに適した木材は無垢材です。無垢材はその名の通り、一本の木から作られた自然の木のことです。その木にしかない美しい木目調が非常に個性のある家具になってくれます。

扱いやすいパイン材などの針葉樹系をオイル仕上することで味のある良い素材といえるでしょう。長い間使用し続けることで次第に味が出てきますので、ぜひ長く使ってあげましょう。

価格を抑えたいなら

コスパもよく、屋内外共に使用できる木材として人気なのがSPF材と呼ばれるホームセンターでも売られている建築構造材です。他にもレッドパインやラジアターパイン、杉材等の針葉樹系の木材があります。比較的扱いやすく耐久性もまずまずありますので、ぜひコスパを重視したい方はこちらを選んでみてください。

塗装

では、実際にエイジング塗装をする際にどのような方法があるのでしょうか?この項目でいくつか紹介します。

ミルクペイント塗装(水性)

ミルクペイント塗装の場合、最初に基本となる色を塗ってから多少の塗りムラを意識してさらに数回に分けてペンキを塗っていきます。均一に塗ると通常の塗装と変わりないため、ベースの色が乾いたらハケ感も残しつつ、濃淡をつけて塗りましょう。

オイルステイン塗装(油性)

オイルステイン塗装とは、木に塗装すると木目から木に色が滲み、浸透させて着色するという塗装の方法です。木目を生かした塗装になりますので、ミルクペイント塗装よりもよりナチュラルに仕上がるでしょう。テクスチャーをつけてから塗装の前にサンドペーパーなどで表面を少しならしておきますと、より木のヴィンテージ感を再現することができます。

まとめ

今回はエイジング塗装について解説しました。エイジング加工はコツを掴めば自分でできますが、一生付き合っていく家具やインテリアが欲しい場合は、ぜひ業者に依頼してみてください。また、塗装に使用する木材は実際に手で触れたり香りをかいだりして、木の温もりを感じてみると良いでしょう。あなたがお気に入りの木材と出会えることを願っています。

エイジング加工は、今や人気な古材のアレンジ方法です。一生を共にするかもしれない家の一部ですから愛着が湧き、かつ見た目も美しいものが好まれますよね。針葉樹のエイジングでオイル仕上であればご自身で簡単にメンテナンスもできて長く使用できます。そんなお店はもちろんインテリアにも最適な塗装を、ぜひプロに頼んでみませんか?

私たち「BULLET JAPAN」は、大阪に店舗を構え、古材の加工・販売・輸出入の代行をしております。「古材を使ってDIYに挑戦したい」「エイジング加工をお願いしたい」このようにお考えの皆さんは、ぜひ私たちBULLET JAPANにご相談ください。きっとあなたの生活にフィットする理想の仕上がりをお約束します。ご相談はお気軽に、公式HPやお電話から承っております。

    
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