古材にぴったりの錆びたアイテム!種類について詳しく解説

古材にぴったりの錆びたアイテム!

新材よりもしっかりとした耐久性とビンテージ感の漂う雰囲気が魅力的な古材は、建築部材や内装に使用した際に錆びたアイテムとの相性が目を惹きます。錆びたアイテムというと、朽ち果てているようなネガティブなイメージをもつ方もいるかもしれませんが、実は多くの魅力の詰まったアイテムです。そこで今回は、古材に合う錆びたアイテムについてご紹介いたします。

錆びとは

錆びというのは、金属が腐食している状態のことを指します。たとえば鉄の場合、大気にさらされた状態において錆びが発生します。これは大気中に含まれている酸素と水分が、鉄の表面に付着することによって鉄の成分の一部がイオン化し、茶褐色の状態へと変化するというわけです。そのため真空状態のように、水分や酸素がない環境では基本的に錆びが発生することはありません。

この腐食現象は、大きく分けて8つの種類に分類されます。一般的に錆びといわれているものは、全面腐食に該当するのです。

  • 全面腐食
  • 粒界腐食
  • 隙間腐食
  • 孔食
  • 応力腐食割れ
  • 電位差腐食
  • エロージョン・コロージョン
  • 酸化

また赤錆びや黒錆びと呼ばれることもあります。赤錆びというのは前述の通り水分と酸素によってイオン化して起こる全面腐食のことで、この状態になってしまうと表面はぼろぼろになり、耐久性が著しく低下します。

その一方鉄を高温で熱した際には表面が徐々に黒くなっていきますが、この状態が黒錆びです。酸素に反応するという点では赤錆びと同じであるものの、黒錆びは鉄の表面をコーティングするかのように覆い尽くすという特徴があります。つまり黒錆び状態にすることによって、赤錆びを防げるというわけです。フライパンなどでこの化学反応が活用されているので、腑に落ちたという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

トタンとは

トタンというのは、薄い鋼板に対して亜鉛のメッキを施したもののことです。屋根の部材として使用されることが非常に多いため、トタン屋根という名称を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。それほど屋根部材としては、非常にポピュラーなものです。

昔は屋根といえば、瓦を使用するのが一般的でした。しかしトタンは瓦よりも安価で施工にかかる時間も短いことから、大正時代ごろから徐々に広まっていき、最終的には全国各地にある家屋にて採用されるほど大流行しました。現在ではあまり見かけなくなっていますが、アルミニウムを含めたことで錆びの耐性を高めた『ガルバニウム鋼板』として、豪雪地域の家屋などで採用されています。

トタンの最大の特徴は軽量であることです。その重量は瓦の10分の1といわれており非常に軽く、地震が発生した際にも影響を受けにくいといった耐震性にも優れているのです。またコストの低さも特徴として挙げられます。屋根に使用する部材の中でも材料費や施工費が安価で、さらに工期も短いため非常に魅力的な鋼板というわけです。

ただし遮音性が低いことと、雨などが打ち付けた際に非常に音が響いてしまうという点がデメリットとして挙げられます。また表面にクズなどが付いてしまうと、その部分から腐食がはじまり一気に錆びが広まってしまうというのも難点でした。

その他のアイアンパネル

トタン以外にも鋼板には数多くの種類が存在しており、そのどれもが錆びた状態になることで古材と違和感なく組み合わせられるようになります。新品の鋼板の耐久性は非常に高いものの、金属としての主張が激しいため並べたときに異物感が際立つでしょう。しかし錆びたことによって色合いが近くなり、経年の具合も近いためビンテージ感を演出するのに最適となります。

鋼板の代表的な種類には以下のようなものがあります。

スチール板

SPC(Steel Plate Cold)材に分類される鋼板です。厚みが0.4~3.2ミリメートルである薄板となり、冷蔵庫のボディなどに使用されます。丸や角といった形状のものは存在していません。プレスや曲げの加工として使用されることが多いといえます。

ステンレス板

合金鋼に分類される鋼板です。ステンレスという単語自体が『汚れやサビが少ない』という意味をもっており、その名の通りの性質をもっています。また耐熱性や加工性にも優れているため、幅広いシーンで使用されることが多いのです。ただし表面に傷がついてしまった場合や、錆びたものに長時間接した状態が続いた場合には、そこから錆びはじめてしまうことがあります。

インテリアにピッタリ!

錆びた状態のトタンやそのほかの鋼板は、インテリアに最適です。塗料を使うことによって新品の鋼板をビンテージ風に加工することは可能ですが、自然と腐食したもののもつ存在感にはかないません。屋根のように機能性が求められる箇所には向いていないものの、テーブルや作業台の天板、ドアや看板といった見た目を重視する箇所においてはその真価を発揮するでしょう。

トタンの場合には建物内部・外部の壁面に並べて取り付けることによって、波打つ立体感がインパクトを与え、アメリカンな雰囲気を醸し出します。作業スペースやガレージに対して使用するケースが多いといえるでしょう。また錆によって滑りにくくなっており、フラットタイプのものを床板として利用することもあります。古材を使って洋風の内装あるいは建物にしたい場合には、錆びた鋼板の使用はマストといっても過言ではないでしょう。

まとめ

通常であれば錆びた鋼板などは建築において使用することはありませんが、古材と組み合わせることによって秘められた魅力を発揮します。新品の鋼板をよい雰囲気に錆びさせるとなると、かなりの手間と時間がかかってしまいます。

演出のために錆びた鋼板が必要でしたら「BULLET JAPAN」にお問い合わせください。トタンをはじめ、そのほかのアイアンパネルにおいても自然に錆びた、味のあるアイテムを取り揃えております。

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