古材のインテリアが人気の理由は、ぬくもりだという意見が多くなっています。しかし、ほかにも古材ならではの魅力があるため、人気が高いのです。具体的なものでは頑丈さなど、古材のイメージが変わるような要素もあるので、古材の魅力は、取り扱う人次第の一面があります。
ここでは、古材のよさと頑丈な理由をご説明します。
古材は頑丈なので人気が高い
古材の定義は、50年以上経過した木材です。バーンウッドは、北米で100年から150年経過した建物の解体材です。最近人気の高い足場板は日本の建設現場で5年から10年使用された古材です。古材というともろそうなイメージもありますが、テーブル等に使用する厚めの古材は実際は頑丈です。長い年月が経過しているわりに、簡単に壊れてしまうような強度の弱いものはほとんどありません。
頑丈なのでインテリアとしての価値が高い
古材として販売されているものは、中古の木材として販売されているものが該当します。そのため「簡単に壊れてしまいそう」と思われがちですが、強度も認められていることから、インテリアとしての人気が高いのです。通常、テーブル天板に使用される古材はツーバイボード（厚みが約50ｍｍ）が主流ですが、写真のようなアンティークプランク（厚みが約100ｍｍ）で製作する場合もあります。
なぜこのような古材は頑丈なのかというと、それは次のような作用によって強度が上がっているからです。
- 長い年月をかけて自然乾燥した木材なので含水率が低い
- 長い年月をかけて引っ張られているので新建材に比べて形状変化が少ない
古材の中には、「昭和の頃に立てられた古民家から取り出された木材」もあります。経年劣化によってボロボロになっていそうなものですが、長い年月をかけて自然乾燥しているため、圧縮強度が高くなっているのです。
しかも建築物の圧力によって引っ張られることも多いので、あらゆる面からの衝撃にも強い一面があります。
ものの頑丈さを上げる効果がある
古材が使用されているインテリアを持ち上げてみるとわかりますが、小さなものでも重いことに気づきます。これは、古材が長年をかけて自然乾燥することによって、元のサイズから圧縮することによって起きます。
適度な重さ、頑丈さをもつ木材が古材というわけです。今ではインテリアの一部に頑丈な古材を使用することによって、インテリアの表面を頑丈にすることも可能になりました。つまり、古材のインテリアは見た目がいいだけでなく、耐久性でも評価されている一品なのです。
風情があるので人気が高い
古材のインテリアは、ビンテージアンティークとしても人気で、木材ならではのほのぼのとした雰囲気が好きで、あえて古材のインテリアを購入される人もいます。普通の木材とは違い古材は、時間経過を感じさせる傷み方をしているため、ほかにはない味があるのも特徴です。自分でメンテナスもできるので長く使うことによって傷の補修やオイルをしみ込ませて木に栄養分を補ってアンティークになっていきます。
長年をかけてひび割れていく
古材のインテリアを求めている人の中には、古材ならではの「傷」を求めて購入される人もいます。傷というのは、次のような特徴をもつ古材のことです。
- 加工された後も残る小さな傷
- 大小様々なひび割れ
- グラデーションのような色合いの変化
普通の木材を傷つけただけでは、古材のインテリアのような傷をつけることができません。古材のインテリアの中には、流木をあまり加工しないものもあり、このような要望は、お客様の意見を参考にすることが多くなっています。
インテリアショップでは、流木をそのまま輪切りにしたようなテーブルを販売することもあります。日常生活では邪魔になるサイズですが、古材のインテリアが好きな人物にとっては、自然そのものの雰囲気を残している古材ほど、よいインテリアとして扱う傾向があるのです。
部屋の雰囲気をガラッと変えてくれる
最近では、一般的なダイニングテーブルよりも、古材を使ったダイニングテーブルがいいという人も増えてきました。古材で作られたダイニングテーブルは、大きい・重いダイニングテーブルは、光を受けると色合いが変化するなど、家族でいる時間を楽しいものに変えてくれるため好評です。
しかも古材のダイニングテーブルといったインテリアは、ちょっとのことでは破損することがありません。10年、20年も使い続けられるものが多いため、長年かけて使い続けられる信用のある商品としても、古材が見直されるようになってきました。
まとめ
古材のよいところは、頑丈なところです。昔であれば、頑丈さよりもインテリアとしてのよさを評価する人が多くいました。しかし今では、古材のインテリアに触れる人が増えてきたため、古材の頑丈さ・耐久性を評価する人が増えてきました。
古材は古いものほど味が出るため、ビンテージワインのように、長年をかけてその味わいを重ねてきたものほど珍重されることが多くなっています。若い方でも古材を使った家具に魅了され、最近では、DIYで好きな家具を作る人も増えてきました。
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